少し前ですが、『二月の勝者』15巻が発売されましたね。
いつも発売日が決まってからワクワクして待っています。
発売日にKindleで読みました。
14巻の感想も書きそびれてしまったので、あわせて記事にします。
受験生の保護者目線で、6年生の子どもをどうサポートしたらいいか、想像をめぐらせたいと思います。
ネタバレもありますので、まだ読んでいない方はぜひ作品の方をお楽しみください!
中受親じゃなくてもおすすめ。
2021年12月発売の14巻は、6年生の12月末から1月初旬にかけてのお話でした。
子どもたちが入試本番を迎え、手に汗にぎりながら読み進めました。
先生も生徒もアドレナリンが出ています。
そんな中、
「感情で場を動かすな。今、この子たちに必要なのはなんなのか。頭を澄まして考えろ。やってよかったと思える受験にしてあげられるように。」
という言葉が刺さりました。
はい、冷静に考えられるように気をつけます。
年末年始の過ごし方は大事そうです。
テレビ大好きっ子も入試直前は基本的におあずけ。
病気をもらう危険性を考えると、お出かけもあまりできません。
親としては、健康的な食事を用意し、本人が夜更かしせず、いつも通り過ごせるように見守りたいですね。
1月の前受け受験は、正月特訓が終わってすぐの1月6日ごろから始まります。
まずは地方の中学の首都圏入試。
そして1/10からの埼玉入試と1/20からの千葉入試。
本命校として受験する子もいますし、本番慣れ、模試代わり、合格して自信をつけさせる、といった目的で受験する子もたくさんいます。
子どもの性格に合わせてどう受験校を組み立てるか、悩みますね。
漫画では、前受けの結果と子どもの様子次第では1月校を追加で受ける、という話が出てきましたが、2021年、2022年受験の方はコロナの影響を考えて前受校の数を減らした方が多かったと聞きます。
とにかく「入試を受けられたことが嬉しいです」と語られている先輩方が多くて、コロナ感染の恐怖と闘いながらの受験、大変だったと思います。
漫画に出てきたような、塾の先生たちの現地応援もありませんでした。
2023年もまだコロナの影響があるかもしれませんし、先生の応援も無いかもしれませんね。
我が家では1月にどの学校を受けるか、まだ決めていません。娘の性格からすると、合格して自信をつけられるような学校がいいのかな、と思っています。
ドラマの影響か、14巻は発売までのペースが速かったですね。
ドラマは(しょうがないけど)ハッピーエンドすぎると感じたのですが、高瀬先生が漫画の展開は「HELLみがある」とおっしゃっているので、リアルそうで楽しみです。泣いちゃいそうだけど。
そして4/12に発売されたばかりの15巻。
子どもたちが1月の埼玉・千葉入試を受けます。
合否もバンバン発表されます。
息をするのを忘れます。もう号泣です。
受験者数が数千から1万人の大規模な入試もありますが、会場が見開きのページいっぱいに描かれていて、迫力がありました。
それだけの人数が集まりますから、大混雑でしょうね。
ホテルに前泊する方もいるくらいです。
子どもたちの合否発表の度に今までの色々な場面が思い出され、
「あんなことあったよね。」
「こんなこと頑張ったよね。」
「くやしいね。」
「良かったね!」
と心の中で応援してしまいました。
前受けの結果と子どもの性格によって、その後の受験校の組み方を変更する場合もありますが、やってみないと分からないところもあり、判断は難しいと思います。
前受校で残念な結果となった生徒について、クロッキーが「今の時期にちゃんと泣けたのは貴重な体験です」と言っていますが、それは周りの適切なサポートと本人のリカバリーがあればですよね。
その時になって冷静に判断できるように、また、どのような結果でも親はどっしりと構えて応援してあげられるように、予め色々なパターンをシミュレーションしておきたいです。
本人のやる気や野生の勘のようなものは尊重してあげたいですが、親が慌てて迷走してしまうことは避けたいです。
それでも心の中では慌てふためいたり舞い上がったりするのが親かもしれませんが(^_^;)
15巻は子どもたちの心の動きも描かれていて、涙腺崩壊でした。
16巻も泣く予感しかありません。