一年前、長女(当時小3)が塾に通い始めたことで、長女も私もとても忙しくなりました。
それと同時に、まだまだかまってほしいお年頃の次女(当時6歳)の対応に苦労しました。
下の子がうるさかったり、じゃまをしたりして、上の子の勉強が進まない。
親は上の子の勉強に付き合うか、下の子にかまってあげるかで、板挟みにあう。
かまってもらえない下の子もかわいそう。
慣れない通塾と家庭学習に取り組みながらだと、長女と次女、同時のケアが本当に大変で、はじめはかなり悩みました。
あぁ、分身の術が使えたら!!と思いますが、残念ながら分身できそうにないので、対処法を色々と考えて試してきました。
しばらく経つと、上の子は勉強に集中できる時間を自分で見つけるようになりました。
下の子も成長し、お姉ちゃんの勉強をじゃましないように、少し気をつかうようになりました。
我が家で工夫したことを振り返りつつ、同じように苦労されている方にエールを送りたいと思います。
下の子がじゃまする問題
長女はいつもリビングで勉強しています。
特に初めのうちは塾の勉強にも慣れておらず、子供部屋で一人で勉強するなんて、できそうにありませんでした。
リビングだと子どもはすぐに親に質問ができるし、親も勉強の様子が見やすいので、今でもリビング学習派です。
しかしリビングには、お姉ちゃんが大好きで、すぐに話しかける次女がいます。
次女はまだ長時間の勉強や、静かに待つことは得意ではありません。
家族みんなで遊ぶのが大好きなお年頃です。
長女は同じ部屋で次女が遊んでいるだけでも気が散っていました。
次女には申し訳ないけれど、長女が集中できるように何とかしなくては、と考えました。
解決策1
遊びたい時はある程度ほっておく
姉妹一緒に遊んで楽しそうにしている時は、勉強させたい気持ちを抑えて、なるべく見守るようにしてます。
喧嘩もしょっちゅうするので、仲良くしてる時って親としても嬉しいんですよね。
姉妹でやり取りしている時は、社会勉強中だと思うことにしています。
その隙に、母は有難く家事や仕事、テキスト整理などをします。
解決策2
下の子を連れ出す
夫がいる時は、交代で次女を公園や買い物に連れ出せます。
ワンオペ中に次女と外出して、長女に一人の時間を作ってあげたこともあります。
下の子だけ祖父母の家やお友達の家に行くこともあります。
解決策3
下の子がいない時間に勉強する
次女が学童にいる時間は、長女にとっては自由時間です。
平日はその時間帯がメインの勉強タイムです。
土日は次女が習い事に行っている間が一番集中できます。
次女の方が寝るのが早い(長女と比べて睡眠時間が1時間くらい長い)ので、次女が寝てからの30分〜1時間を長女の勉強に当てることも多いです。
解決策4
耳栓やイヤホンをする
長女から、次女がうるさいとのクレームを受けた際には、耳栓を買ってあげました。
実際に音が聞こえなくなるほどの効果はなかったようですが、少しは音が軽減されるのか、気持ちの問題なのか、無いよりは集中しやすかったようです。
今は多少うるさくても集中できるようになりました。
イヤホンで音楽を聞くことも試しましたが、長女の場合は逆に気が散ってしまうそうです。
お子さんによっては有効かと思います。
解決策5
下の子が一人で没頭できるものを用意する
次女が好きそうなお絵描きや工作グッズ、パズル、ブロック、本などは、たくさん買い揃えています。
テレビやゲームは、長女も見たくなるし、不公平感があるので、長女の勉強中は却下しています。
下の子と遊べない問題
次女「ママあそぼー」
母「ごめん、今お姉ちゃんとお勉強してるからちょっと待っててね」
という場面が増えすぎて、かまっている時間が長女7割:次女3割くらいになってしまっています。
次女に申し訳ないと思いつつも、長女の方がタスクと締切がはっきりしているし、勉強ということで、つい優先してしまいます…
次女かわいそう…
夫がいる時は夫婦どちらかが次女と遊ぶ時間を取れますが、ワンオペの日もあり、工夫が必要です。
解決策1
短時間でも全力で付き合う
次女とも短いけれど濃い時間を過ごせるように意識しています。
「今は○分なら遊べるよ」とか「一回ならいいよ」とか言いつつ、遊ぶと決めたら他のことは置いておいて5分でも真剣に遊びます。
解決策2
下の子のためにこれだけはやる、ということを決める
我が家では、次女が寝る前の本の読み聞かせだけは死守するようにしています。
次女が毎日楽しみにしてくれている時間で、『私とママのラブラブコーナー♡』と呼んでいます笑
夫や長女が立候補して読み聞かせをしてくれることもあります。
解決策3
下の子と一緒に楽しむ
長女が勉強している時に、次女も一緒に勉強しよう、と誘っています。次女は10分くらいしか集中できないので、あまり上手くいかないのですが。
一緒に実験動画を見たり、実験をしたりすると喜びます。
勉強にもなるボードゲーム、かるたなども、楽しく学べて、一石二鳥!
るるぶの『日本&世界一周ゲーム』、小学1年生も4年生も楽しめていいですよ。
かるたも色々ありますよね。
ことわざかるたは6歳くらいから遊べて、楽しく言葉が覚えられます。
まとめ
塾通いを始めたばかりの頃は、長女と次女が対立してしまい、全然勉強に集中できませんでした。
でも、親が少し寄り添う姿勢を見せただけで、子どもたちが勝手に慣れていって、自分たちで工夫して時間を過ごすようになった気がします。
子どもたちはどんどん成長し、自分のことに集中できるようになり、お互いに気をつかえるようになってきました。
未就学児がいる場合はさらに難しいとは思いますが…本当に子どもの成長はすごいです。
『中学受験生と下の子問題』で悩まれている皆様、子どもを信じて、一緒に頑張りましょう!
次女も2年生になったら一緒に勉強にしてくれるかな?