初めての中学受験サポートでまだまだわからないことも多く、『中学受験 親のかかわり方大全』という本を読んでみました。
著者は花まるグループ・スクールFC代表の松島伸浩先生。
自立した学習を通して、子どもが中学進学後も伸びつづける、どの家庭にとっても意味のある「幸せな受験」を目指されているそうです。
何だか物々しいタイトルでちょっと購入を躊躇しましたが(笑)、読んで良かったです。
本書では、中学受験をする子への保護者のかかわり方について、受験準備期、4年生、5年生、6年生、中学進学と、時系列でまとめてあります。
わかりやすい文章で、読みやすいです。
勉強の仕方などの具体的なアドバイスと、様々なお子さんの事例が紹介されています。
そして、よくある保護者の悩みについて、著者が子どもと親の両方の気持ちに寄り添った温かいエールをおくってくれています。
特に初めての中学受験では先が見通せず、親が焦ることも多いと思いますが、本書は中学進学の先を見据えて、受験の各段階での親の心構えを教えてくれます。
次々に湧き出る疑問や悩みに丁寧に答えてくれますので、お子さんが既に塾通いを始めている場合でもおすすめです。
保護者の悩みが本当、あるあるばかりで。
- 塾選びと低学年の学習についての疑問
- 習い事との両立は?
- ケアレスミスが直らない
- 成績が落ちた、勉強についていけない
- 受験校決定の悩み
- 6年生になっても受験生としての自覚がない
- 思春期、反抗期で困っている
などなど。
「うちのことかしら?」と思うような事例が取り上げられています。
「焦らない、でもあきらめない」というスタンスで、読むと落ち着いて前を向けるような語り口で安心感があります。
6年生まで何度も読み返したい本でした。