中学受験がテーマの小説『金の角持つ子どもたち』を読みました。
小6の4月から突然受験勉強を始め、筑駒(小説では東駒)を目指すという、大胆な設定でしたが、面白かったです。
主人公の小6男子がすばらしくて、これだけの地頭と粘り強さと優しさを併せ持つ11歳、眩しすぎます…爪の垢を煎じて飲みたい。
塾の先生がまた、子ども想いで信念も実力もある素晴らしい先生。
他にも家族や友達などが登場しますが、基本みんないい人。
何度か泣かせる展開があり、外で読んでいると涙を堪えるのに必死でした。
家で読む時は号泣。
年なのか、ただでさえ涙脆い上に、我が家も当事者なのでね…
リアルさで言うと『二月の勝者』(漫画の方)などが上だと思いますが、
『金の角〜』は主人公がとてもいい子で、塾の先生は名言を連発、頑張っている人を応援したい、自分も頑張りたい、と思えるようなお話でした(^^)