仕事+子育て+2026中学受験

フルタイム勤務と子育て、中学受験のサポートに奮闘する母のバタバタ日記です。中受ボリュームゾーンの日常をお届けします。

中学受験と反抗期が重なった場合の対応

我が家ではおそらく、長女が小5の夏頃から、小6の初めにかけて、反抗期を迎えていました。

常にイライラしているわけではなく、波がありました。

穏やかな時もあれば、親の言うことは何も聞きたくない様子で、やり場のない怒りのような感情をぶつけてくる時もありました。

 

反抗期は成長と親を信頼している証とも言いますが、中学受験をする上ではデメリットになりやすく、入試までのタイムリミットがある中、正直、焦りました。

 

渦中にいる間は落ち着いて記事を書ける心境ではなかったのですが(ただの愚痴になってしまう)、親子関係が落ち着いた今、振り返ってみました。

 

そもそも親目線の(悪い意味での)「反抗期」ではなく、子供目線の(いい意味での)「自己主張期」ととらえる方がいいかもしれませんが、この記事をご覧になる方は子育てに日々奮闘されている親御さんが中心だと思いますので、焦り気味な親目線で書きます。

反抗期にも様々あると思いますので、一体験談として読んでいただけると幸いです。

 

反抗期の特徴

よく言われる反抗期の特徴です。娘にもだいたい当てはまっていました。

・口癖は「うるさい」「無理」

・本当に言うんだ「クソババァ」(私も一度言われて、マンガみたいで笑ってしまいました)

・話しかけられても無視

・物を投げる、壊す(娘は消しゴムとかクッションとか投げました。怪我しないやつなのがかわいい)

・やる気がある時とない時の差が激しい

・ちょっとしたことで怒るが、機嫌が良いと甘える

 

ストレスとの違い

受験勉強と重なったため、ストレスも疑いました。

もちろん、家庭学習、テスト、成績、学校生活や遊びとのバランスなどと日々格闘しているため、それなりにストレスはあるはずです。

しかし、眠れない、食欲不振、爪を噛む、髪を抜く、妹をいじめるなどの分かりやすいストレス症状はなく、学校や塾では真面目に過ごしているとのことだったので、一番の理由は純粋な反抗期(成長)だと結論付けました。

また、反抗期は、男女ともに身体的な成長・変化とともに迎えることが多いかと思います。身体的に急成長を遂げている時期と被る場合は、割と分かりやすいです。

とはいえ、ストレスによって娘のイライラが助長されている可能性も考え、こちらからはなるべく大らかに接するようにしていました。

 

反抗期にどう対応するか

反抗期がきたことを喜ぶ

反抗期の訪れは成長の証であり、親に対する安心感のあらわれとも言われています。

多くの場合は、むしろ喜んでもいいことなんですよね。

言うのは簡単で、実際に反抗期を歓迎するは難しいのですが…。

「成長しているんだね、良かったね」という感覚を持つように心がけると、少し楽になりました。

娘にも、「成長期には気持ちが不安定になりやすいけど、順調に成長しているようだから嬉しいよ」と伝えていました。

・一旦距離を置く

子ども、もしくは親がイライラしている時は、一緒にいていいことはありませんでした。

しばらく別の部屋に移動するなどして距離を置きました。

子どもの話を聞く

反抗期の最中でも、時には子どもが甘えてきたり、たわいない話をしてきたりすることがありました。

そんな時、まずは子どもの話をしっかりと聞くようにしました。

たまっている家庭学習をやらせたくても、ぐっと我慢

娘は話を聞いてもらうことで、気持ちを落ち着け、考えを整理している様子でした。

学習のサポートは話を聞いてから。

子どもに決めさせる

勉強の進め方などは、こちらから言っても聞かないので、なるべく本人に選ばせました。

・他のことに集中する

私はフルタイムで仕事をしながら、大学で学んでいた時期で大変だったのですが、強制的に子育てから離れることができました。

仕事、趣味、何でもいいですが、子育て以外のことに集中できる時間を持てるといいと思います。

・塾の先生に相談する、個別指導や家庭教師を頼る

親に対しては反抗的でも、他の大人の言うことは聞く子も多いと思います。

塾や個別指導、家庭教師の先生(特に子どもが信頼している人)から話してもらった方が上手くいく可能性があります。

我が家では娘に個別指導の提案をしましたが、残念ながら却下されてしまいました。

塾の先生には相談しませんでしたが、もっと気軽に相談してみても良かったかもしれません。

・子どもを信じつつも目を離さず、毅然とした態度で接する

こちらは主に中高生の反抗期についてですが、私の親と、児童福祉の仕事をしている知人からのアドバイスです。

子どもが反抗期を迎えた時は手を離し、目は離さないこと。

子どもが悪いことをしてしまった時は、毅然とした態度で悪いことは悪いと伝えること。

あとは子どもを信じて、諦めないこと。

やはり、強引に力や圧力で解決しようとする場合や、逆に手に負えないと思って放置してしまった場合は、いい結果にはならないそうです。

「あなたのことは大好きだけど、八つ当たりされたら悲しい」などと落ち着いた口調で伝えるようにしていました。

 

言うは易く行うは難し

で、色々と頭では分かっていても、子どもに八つ当たりをされたり、進まない宿題のことを指摘して、「うるさい、無理」なんて返されたりすると…

こちらもムキー!っとなってしまいますね(^_^;)

私も「やる気ないなら塾辞めたら?お金の無駄だわ」という禁句を言ったりしました。

修行が足りません。

 

さらに、反抗期がピークの時期には塾の成績が下降し、数字で突き付けられたのもきつかったです。

そりゃ~勉強してないものね、と納得の結果ではありましたが。

 

反抗中は中学受験に向けて親子二人三脚なんてできるはずも無く、娘が一人で頑張って入れる中学校がちょうどいいんだろうな、と思うようにしていました。

諦めずに家庭学習を厳選して、励ましたりもしましたが、いまいち娘には響いていなかった気がします…。

 

反抗期の峠を越えた現在の様子

何だかんだ半年以上かかったと思いますが、娘は明らかに落ち着きました。

相変わらず言うことは聞かないし、「はいはい」と適当な返事をしたりもしますが、最近は荒れることがなくなりました。

反対意見がある場合には、「私はこう思う、こうしてほしい」と落ち着いて主張するようになりました。

すごく大人になったと思います。

 

夫によると、娘と私は「受験が迫って必死になるどころか、母娘で和気あいあいとしている」そうです。

それはそれで、もう少し必死になった方がいいのかもしれませんが、家族で穏やかに過ごせることの有難さを実感しています。

娘の気持ちが安定したことで学習に集中しやすくなり、成績も上昇しつつあります。

 

中高生と比べると、小学生の反抗期なんてかわいいもんです。

早めに反抗期が来てくれて有難かった、と思える日が来るのでしょうか。

 

娘が中高生になってから、また反抗期の波がくるかもしれません。

その時も、基本的には子どもを信じて見守りつつ、悪いことは悪いと、毅然とした態度で伝え続けたいと思っています。

 

お子さんが反抗期を迎えている方へ

この記事を読んでくださった方の中には、お子さんが反抗期の真っ只中、あるい反抗期の訪れを感じて戦々恐々とされている方もいるかもしれません。

 

かわいい我が子の変貌ぶりに驚き、怒るのは当然です。

家族内であっても、無視したり、暴言を吐いたりしていいものでもありません。

しかし、親が怒って従わせようとして改善するものでもなく、ほどよい距離感を保った方が、お互いに気持ちの整理をしやすいようです。

 

保護者の方は無理せず、美味しいものでも食べてくださいね。

サウナ、マッサージ、ストレッチ、ジョギング、ボクササイズにでも行って発散してください。

映画や小説、好きなドラマなどの世界に浸ってください。

 

あと、中学受験と反抗期が重なるのはよくあることで、多くの方が同じ道を通ってきています。

塾の情報誌などでも反抗期について取り上げられていますし、困ったら塾に相談するのも手だと思います。

家庭学習の優先順位を教えてもらったり、先生から子どもに声掛けをしてもらえたりするかもしれません。

 

本当に、親になって初めて親の気持ちが分かりますね。

先輩パパさんママさん、尊敬します。

 

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