仕事+子育て+2026中学受験

フルタイム勤務と子育て、中学受験のサポートに奮闘する母のバタバタ日記です。中受ボリュームゾーンの日常をお届けします。

サピックスとグノーブルは親が大変?サポートの負担はどれくらい?

子どもをサピックスに通わせると、親が大変?

我が家は合格実績と知人の話を参考に、長女の時にサピックスを選びました。

正直あまり深く考えていませんでした…。

サピックスは宿題が多くて大変」「共働きだと大変」と警告してくれる(?)知人もいましたが、

「大変そうだけど共働きでやってる人もいるし、どうにかなるよね?やってみてダメならやめればいいのでは?」

と軽く考えていました。

 

実際、子どもを通わせてみると…

親も想像以上に大変でした!

 

何がどれくらい大変なのか

サピックスは基本的に難関校向け、かつ復習型の塾です。教材の難易度は高く、カリキュラムの進度は速く、大量の家庭学習が必要です。

授業で一通り学習して理解して帰ってくるのではなく、家庭学習を通して理解を深める仕組みです。

自習室はありません。先生に質問しやすい環境でもありません。

よほど受験勉強に向いている子は別ですが、多くの場合、親が全面的にサポートすることになります。

 

我が家では子供の反抗期や親の多忙が理由でサポートができない時期がありました。

しかし6年生になってからは、私もがっつりサポートしています。

特に6年生後半は、仕事の行き帰りやお昼休憩中も常に受験のことを考え、なるべく早く仕事を片付けて帰宅し、土日も受験最優先の生活でした。

ピーク時は平日2時間、土日8時間ずつくらいは中学受験関連のタスクにあてていたと思います。仕事も育児も家事もあるので、自分の時間なんてほとんどありませんでした。

 

私が勉強面で手伝ったことは以下の通りです。

  • 学習スケジュール作成
  • スケジュール管理
  • テキストの整理
  • 過去問等のコピー
  • 宿題の取捨選択
  • 本人が解説を見ても分からない場合は教える(=親も学ぶ必要あり)
  • サピは解答のみで解説がない場合も多かったので、過去プリントから参考になるものを探し出す、ネットで検索するなどして解法を確認
  • 親が過去問を解いて分析

 

また、サピックスの過去問添削は12月の冬期講習前までで終了なので、冬期講習~1月中の過去問演習は親子二人三脚で乗り切りました。

受験ドラマに描かれるような「直前期から入試期間中に、塾の先生とマンツーマンで試験対策」みたいなことは起きません。

サピの方針は事前に知らされていますし、とてもフェアなんですけどね。

 

そして、どの塾でもそうですが、勉強に関わること以外に、子どもの体調やメンタルの管理、塾の送り迎え、小学校生活や習い事との両立、中学校の説明会等の予約と参加、入試の手続きなど、さまざまなサポートが必要です。

負担感は家庭によって異なりますが、首都圏の中学受験はどこもそれなりに大変なのが想像していただけると思います。

 

その上で、サピックスとグノーブルは特に「家庭学習のサポートの面で親の出番が多くなりがち」な塾です。

 

どんな親が向いている?

ある程度親が中学受験の学習内容と塾のカリキュラム、志望校の入試傾向を把握していたり、プリント整理やスケジュール管理のスキルがあったりすると強いです。

苦手でも、何とかしようとする姿勢があれば何とかなります。

私は長女が小学3年生になってから「え、最近の子は小学3年生の冬から塾に通い始めるの?早っ!」と思ったくらいのド素人だったので、サポートをしながら試行錯誤を重ねました。

 

専業主婦/夫や在宅勤務の方など、家にいる時間が長い方のほうがサポートはしやすいとは思います。

 

共働きの場合は、夫婦で工夫してタスクを分担している方が多いです。

子どもの祖父母を頼っている知人もいます。

個別指導や家庭教師も選択肢の一つです。我が家も、夏休みなどの長期休みの際には個別指導を利用しました。

 

グノーブルもだいたい同じシステム

基本的にサピックスとグノーブルのシステムは似ていて、家庭学習を通した学習内容の定着が求められます。

次女がまだ4年生なので5・6年生は未経験ですが、今後の親の負担感も同じようなものだと思われます。

 

サポートをしないとどうなる?

長女の時、本当はもう少し子どもが自走・自立できるような中学受験がしたいと思っていました。

「ここまで手伝ってしまったら本人のためにならないのではないか?」

「受験サポートよりも、仕事や子どもと遊ぶことに時間を使う方が有意義なのではないか?」

などと悩むこともありました。

 

しかし、サピックスの勉強をひとりでこなせる子は少数派だと思います。

 

我が家では一時、わざと勉強のサポートを減らした時期や、サポートができない時期がありましたが、見事に成績が急降下しました。

カリキュラムはどんどん進んでいくため、一度つまずいてしまうと本人が自力で復活することは難しく、大人の助けが必要でした。

 

成績が下がった時、塾に相談に乗ってもらったり、子どもに声をかけてもらったりしたこともありますが、サピックスとグノーブルは基本的に個別に手厚いサポートをするタイプの塾ではありません。

親や個別指導、家庭教師の助けが必要となる場合が多いです。

 

あとは、塾が合わなくて転塾する子も結構います。

各塾で求められるサポートのしかたは異なるので、サポートが難しい場合、転塾するというのも一つの選択肢になります。

 

サピックス、グノーブルで楽なこと

他塾と比べて楽なことは、お弁当を持たせる機会が少ないことです。

フルタイム出社ワーママが平日夜にお弁当を持たせようとすると工夫が必要なので、平日にお弁当が無い点では助かりました。

 

サピ親・グノ親が注意したいこと

サピックス、グノーブルは家庭学習の負担が大きいため、親子の関係が密になりやすいと思います。

親のサポートのしかたによって、子どもと二人三脚で頑張った良い思い出になることもあれば、力が入りすぎて親子で心に傷を負う危険性もあると感じています。

 

また、塾は勉強ができる子が多く集まる、厳しい競争社会です。特にサピックスは人数もクラスも多く、より競争が激しいように感じました。

それが合わないと子どもが辛くなったり、成績や偏差値を重視しすぎたりする可能性があります。

親も競争に巻き込まれて疲弊したり、子どもを追い込んでしまうかもしれません。

 

私は子どもたちに広い視野とポジティブさを身につけてほしいので、塾の成績はその人の一つの側面でしかないこと、以前の自分と比べて成長したこと自体がすごいこと、世界は広いことなどを伝えるようにしています。

 

まとめ

サピックス生、グノーブル生をサポートするのはなかなか大変です。入塾前にある程度覚悟をした方がいいと思います。

特に家庭学習のサポートが必要となる子が多いので、親が助けてあげるか、個別指導や家庭教師などの利用を検討する場面が出てくるかもしれません。

 

しかし、大手塾はどこに通わせてもそれなりに大変だと聞きます。

そして大変だからこそ、子どもと一緒に取り組み、親子で成長できるいい機会にもなりえます。

 

私も結果だけでなく過程を大切にし、頼れる人を頼り、ちょうどいいバランスを探りながら、親子にとって幸せな中学受験にしていきたいです。

 

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