サピックスとグノーブルで提供される情報量が違う
サピックスは大手塾。グノーブルは成長中とはいえ、まだ小~中規模の塾です。
それゆえ、それぞれの塾が保護者向けに発信する情報の量には差があります。
学校説明会や大規模な模試の開催、情報誌の配布、マイページの充実度など、提供される情報の量と質については、大手のサピに軍配が上がります。
目次:
学習の手引き
サピックスでは、年度初めに「年間学習法」という家庭学習のバイブルのような冊子が配られます。時期ごとの家庭学習の進め方や、各単元のポイントがまとめられたものです。この「年間学習法」をしっかり活用できれば、親が勉強の強力な助っ人になれると思います。
ただし、コースや担当の先生によって進め方が若干違うので、基本的には先生の指示に従います。
グノーブルには年間学習法のような、家庭学習のしかたについてまとめられた冊子はありません。
先生が保護者会や授業で説明してくださるので、メモを取ります。簡単にですがプリントにまとめてくれる場合もあります。
サピックス同様、クラスによって家庭学習の進め方が多少違います。
塾主催学校説明会
グノーブルでも塾主催の学校説明会が増えてきていますが、やはり数ではサピックスに敵いません。
サピックスは意外と(?)幅広い偏差値帯の学校の説明会を開催していますが、グノーブルは難関校中心です。
塾主催の学校説明会は平日に開催されることが多く、平日働いている身からすると参加が難しいこともありますが、特にコロナ禍で説明会自体が少なかった時期には助かりました。
月例テスト、模試の母数
最近の4年生のグノレブは1000人ほど受けていますが、長女がサピックスに通っていたころ(3年前)の4年生のマンスリーテスト・組分けテストの受験者は7000人以上でした。
グノーブル生も6年生になると、サピックスオープンの受験を勧められます。(5年生までは塾によって進度が違うので、他塾のテストを受ける必要はないと言われています。)
情報誌
サピックスでは毎月「さぴあ」という情報誌が配られます。
内容はかなり充実していて、中学校の紹介や学習に関する記事から、算数パズル、お悩み相談コーナーのようなものまであります。
こうした情報誌はグノーブルにはありません。
さぴあの内容はネット上で公開されていて、他塾の方にも参考になると思います。
マイページの充実度
長女がサピックスに通っていた際には、マイページの更新が頻繁にありました。
事務連絡のほか、理科特別動画の配信やイベント案内などの連絡がきました。
欠席・遅刻の連絡がマイページから行えたことも便利でした。
グノ―ブルはテストやスケジュールの連絡がメインで、あまり頻繁に更新されません。
テスト結果のぺージは、どちらも見やすく参考になると思います。
心配な場合は塾に相談を
サピックスにお通いの場合は情報がありすぎて優先順位がわからなくなる、グノーブルの場合は大手塾と比べて情報が少ないため心配になるということがあるかもしれません。
そんなときはぜひ塾に相談してください。どちらの塾もきちんと対応してくれます。
我が家の場合、一人目は大手塾の情報量に惹かれました。
今は上の子で中学受験を経験済みなので、グノーブルの情報量でも困らず、むしろ落ち着いて取り組めています。
グノーブルの先生はサピックスなど他塾の経験者が多く、塾が持っている情報量については心配することはないと思います。