休むのが下手な母
フルタイムで働き、家では中学受験のサポートを含む子育てをし、家事をこなしていると、なかなか自分の時間が取れません。
夫も家事と子育てをやってくれますが、夫婦で協力してもやることが盛りだくさんです。
私は仕事も子育ても好きで、自ら望んでやっています。(家事は、やらなくてもいいなら嬉しいかな。笑)
しかし、仕事ではお客さんや会社の人のペースに合わせ、家では家族のペースに合わせないといけない場面が多く、自分のペースで物事に取り組みにくい状況です。好きでやっていても楽しいことばかりではありません。
フルタイムで働く前は友人やママ友と会う時間がありましたが、最近はかなり頻度が下がってしまいました。
(以前は子どもたちが小さかったので、それはそれで大変だったんですけどね。)
休みたいと思いつつも、休まないための私の言い訳はこう。
「だってやることいっぱい残ってるし」
「やることが溜まっていくのが許せないし」
「休んだらその後が大変だし」
「子どもたちが構ってくれるのも今だけだし」
「時間は有限だから目いっぱい使って生産的なことしたいし」
「好きでワーママやっているんだから幸せなはずだし」
あとは何となく「家事と子育ては母親の責任」という空気を感じて休み辛いのだと思います。
有給休暇は遊びじゃなくて用事のためのものですしね。
同じようなワーママさん、結構いるのではないかと思います。
プチ家出をすすめられる
毎日充実しているものの、自由時間がほとんどないと、だんだん心がすり減ってきてしまいます。
そして年に数回は疲れ果て、溜まったストレスが爆発し、「生きるのに疲れた…」なんて夫に愚痴っています。
そんな時に夫に言われたのが、
「好きでやっていても、休みは必要!アンさんは休むのが下手すぎる。とにかくこの家から出て行って休んできなさい!しばらく帰ってくるな!」という言葉。
外出を強制されました。
普段やることに追われて自分を優先しなれていない私は、自由時間を与えられても何をしていいのかわかりません。
とりあえずパソコンと、スキマ時間に取り組んでいる資格取得用のテキストを持ち出し、近くのカフェで勉強をしました。
カフェをはしごして計4時間、自分の時間を楽しみました。
「アンさん、これもお願いします!」「ママ、これどうしたらいい?」などと話しかけられず、自分のペースで何かに没頭できる至福の時。
誰かのためではなく、自分のためにまとまった時間を使うという贅沢。
しかし、帰って夫にその話をすると、こう言われました。
「それ休んだって言わないから。勉強とか将来のためとか関係なく、何の生産性もなくて今楽しみたいことをやったら?アンさんより忙しい人でも、うまく休んでる人多いから。あなたは自分の体に謝りなさい。で、次はいつ何をするの?スケジュールに入れた?あなた、先にスケジュールに自由時間入れないとやらないでしょう」と。
…厳しい(笑) いや、優しいのか?
休むって難しいですね。貧乏性なんだと思います。
勉強に没頭する時間は、無心になれて好きなんですけどね。
自由時間って大事
とにかく、自分のペースでできないことばかりだと、すごくストレスが溜まります。
会社にいても家にいても、どうしても誰かに気を遣ったりペースを合わせたり、自分の思い通りにならないことも多いので、意識して自分の時間を確保していきたいと思います。
自分の中で優先順位を下げていたけど、実は観たい映画があったり…行ってみたいお店やジムがあったり…
良く考えたら他の人にお願いできるタスクがあったり…
自分の心と体を大切にすることも大事ですね。たまには一人になって自分の気持ちと向き合って、どうしたいのか考えることも大事。
ちなみに私、専業主婦だったこともあるのですが、ワンオペの専業主婦こそ子どもが小さいうちは本当に自由な時間がなくて、仕事をしている方が楽だと感じました。
働いている/いないに関係なく、小さい子の親は大変です。
みんな、頑張ってる。
毎日が充実してて、でもちょっと辛い皆さん、あえて手放すタスクを決め、自由時間を作りましょう。プチ家出してもきっと、何とかなる。
(と、自分に言い聞かせる。)