仕事+子育て+2026中学受験

フルタイム勤務と子育て、中学受験のサポートに奮闘する母のバタバタ日記です。中受ボリュームゾーンの日常をお届けします。

乳幼児~小学生ママの再就職と転職活動

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先日、応募するか迷っていた採用の件、頑張って応募書類を提出しました!

面接に進めるといいのですが…準備だけはしておきます。

 

私は子どもが生まれてから専業主婦、アルバイト、時短勤務とフルタイム勤務を経験しました。何度か転職もしていて、日本の大手企業、ベンチャー企業外資系企業などの採用面接を受けてきました。

再就職と転職を振り返って、思うことをまとめてみたいと思います。

一個人の意見にすぎませんが、小さいお子さんがいて就職・転職活動を考えている方の参考になれば嬉しいです。

 

まずは短時間から始めてみる、知人やエージェントを頼る、スキルアップする

今は働いていないけれど働きたい、または働く必要があるならば、資格取得などの勉強もいいですし、アルバイト、単発の仕事、家でできる仕事など、とりあえずできそうな仕事をやってみるのもいいと思います。

友人で独身時代に激務をこなしてきて、もう一度働くのが心配だと話すママや、働きたいけれどどうしたらいいのか分からないと話しているママがいるのですが、そう言っている間にブランクが長くなり、働いたり、就活したりするのが不安でおっくうになってしまうようです。子どもが大きくなったら働きたいと思っても、採用側は最近まで仕事で実績を残してきた方を優先するので、就職先の選択肢が減る可能性もあります。

ただしブランクがあっても、専門的な資格や経験があったり、独身時代に仕事で達成したことや、ブランク中に磨いたスキルなどをアピールできればいいと思うので、しばらく子育てに専念したい場合は無理して働かずに、スキルアップなどを意識してもいいと思います。また、人脈を広げて、働く意思を周りの人に伝えておくと、仕事を紹介してもらえるかもしれません。

 

私の友人で専業主婦を5年以上続けた後に仕事を始めた何人かは、昔の職場に契約や時短勤務で戻っています。その後、フルタイム復帰している方もいます。

子育てしながら就職するのは簡単なことではないですが、少しずつ働いてみたり、元の職場に戻ったりとなると、少しハードルが下がるかもしれません。

短時間の仕事や家でできる仕事などで成果を出し、アルバイトや時短から社員を目指したり、採用面接でアピールできることをコツコツと増やしたりすると、将来的に選べる仕事の幅が広がると思います。

 

仕事を探す上では、企業の求人に直接応募、知人の紹介、転職サイトやエージェントの活用、ハローワークで相談するなど、色々な方法がありますよね。忙しいママには、昔の職場や知人をあたるか、一度エージェントに相談してみるのもおすすめです。

私も色々と試しましたが、新卒時以外は知人の紹介から面接→入社したパターンが多いです。その会社で働いている方の紹介だったので、向いていない仕事ではなさそうなことと、裏事情も聞けて、イメージと実際の仕事とのギャップが少ないかと思って決めました。転職サイトは登録したものの情報が多すぎて、私は子育てしながら上手く活用できませんでした。エージェントにも相談しましたが、個人に合ったアドバイスをしてくれて、求めている仕事を紹介してくれました。子育てと両立できるフルタイムの仕事や、週3、時短などの仕事も紹介してくれました。できれば何社か登録してみて、一番合いそうな担当者にお任せするのがいいと思います。

 

保育園は早めに情報収集、他に子どもを預けられる方法も考えておく

私は働く以前に、子どもたちを保育園に入れるのに苦労しました。上の子の時も、下の子の時も待機児童になってしまい、一時保育や親(子どもの祖父母)を頼って、短時間の仕事から始めました。慣れない環境に子どもが毎回大泣きしてしまいましたが…。親は一日預かるのは大変そうだったので、子どもが熱を出した日などに限定してお願いしました。

無事に入園できて毎日通うようになると、子どもも慣れて園生活を楽しんでいました。入園直後は子どもが月に何回も熱を出しましたが、次第に落ち着きました。

 

望む働き方と自分のアピールポイントについて考える

まずは過去の仕事の成果、持っているスキル、仕事以外の経験を振り返り、評価されたことや自信があること、好きなことなど、ネタをたくさん集めます。掘り出してみると、独身時代に身につけたスキルや社会経験、子育て中に磨かれたスキルもたくさんあるはず。同時に、自分が仕事に対して譲れないポイントと、妥協できるポイントを整理しておくといいと思います。

集めたネタの中から、求人に合わせてアピールポイントと具体例を選びます。ママって謙遜しがちだと思うのですが、できることは自信を持ってアピールです。

気になる勤務時間や給与などについては応募書類に書くのではなく、面接が進んでから交渉した方が無難なようです。

履歴書や職務経歴書を書くには、学歴・職歴・資格などや、自己PR、志望動機もまとめなければならず、時間がかかります。子どもと一緒では無理なので、頑張って一人の時間を確保しましょう。応募用の顔写真や、郵送の場合は封筒や切手なども必要で、意外と細々とやることがあります。

 

会社も面接も色々

そもそも面接に行くのに子どもを預けられない…なんて苦労を私もしましたが、家族や一時保育、シッターさんなど、頼れるものを頼って何とかしましょう。

企業情報や志望動機についての質問、自分の長所短所や普段工夫していること、他人に評価されたこと、応募書類を見た面接官が聞きそうなことなど、自分なりのQ&A集を作っておきます。色んな質問に応用できるような引き出しをたくさん作っておきます。

 

面接でママたちを困らせるのが、子育てとブランクに関する質問だと思います。

残念ながら、同じ能力とやる気があるママと独身の方がいたら、多くの採用担当者は独身の方を選ぶと思います。子育て中ってだけで、採用担当者や未来の同僚・上司が心配をしなくていい世の中になればいいなと思いますが、まだまだ難しいのでしょう。

 

私は面接では子どもがいることを伝えた上で、具体的に子どもが熱を出したらどうするかとか、短時間で成果を出すために工夫していることとか、残業や出張などはどこまで対応できるかなどを説明するようにしています。それで納得してもらえないなら、入るべき会社ではないのだと思います。採用されたい気持ちから、できないことをできると言いたくなりますが、「それは難しいけれど、ここまでならできる」と伝えた方がいいと思います。

 

ブランクが長い場合も、単発の仕事やボランティア、PTAなどの活動、勉強したこと、人脈を広げたことなど、応募するポジションに活かせそうな経験が何かしらありませんか。個人的には子育てスキルって、とんでもなくすごいスキルだと思うのですが、面接でアピールし辛くて残念です。

 

私が面接を受けた会社の反応は様々でした。

ワーママ歓迎といっても、簡単な仕事内容と期限付きの雇用条件を提示されるところもあれば、時間内でバリバリ活躍して会社と一緒に成長してほしいと言われたところもありました。「夫と両親が協力的で、病児保育に登録していて、仕事の優先順位とスピードを意識して…」なんて色々とアピールしても、「うーん、でも子どもがいるんじゃ…」という反応の会社はさみしかったです。新卒から働いているママと再就職のママとで、仕事内容は同じでも待遇が全然違うという会社もありました。

 

傾向としては、日本の大手企業には良くも悪くも『ママのためのポジション』が用意されていて、ベンチャーはワーママを最前線の戦力として期待している感じがしました。

 

外資系は基本的にプライベートなことはあまり聞かれず、即戦力になるのか、コネはあるのか、がより重視されていたように思います。海外だと出産ぎりぎりまで働き、産後1か月で復帰とかざらで、ママが働くのが当たり前な国も多いですし、あまりプライベートなことで区別しないのでしょう。小さい会社だと、『日本では母親が家事と育児を担当することが多く、求められる家事・育児のレベルが高く、保育園に入り辛い地域があり、育休が長い』という状況は理解されていないのかもしれません。

 

長い目でみてどういう働き方がしたいかよく考え、面接で企業とすり合わせをして、自分に合っているポジションを選べるといいと思います。

 

仕事を始めたら

無事に採用されたら、日々の子育てとの両立が待っています。

子どもが小さい頃は本当に良く熱を出したり怪我をしたり、予防接種で病院に行ったり、園や学校のイベントがあったり…と、一人で対応しようとすると有給がいくらあっても足りない可能性があります。我が家では両親を頼ったり、病児保育を利用したりして切り抜けました。子どもが熱を出すことも徐々に減り、小学生になってからは年に1回程度しか学校を休んでいません。

普段から仕事は早めに終わらせておく、他の社員に引き継げる状態にしておく、愛想よくして他の社員が困っていたら助ける、など心掛けています。

あとは無理せず寝る、家事を外注するなどして、長く楽しく両立できるようにしたいと思っています。

転職の場合も環境ががらっと変わるので、転職先になじむための努力はもちろんですが、自分と家族をいたわることも忘れてはいけないと思います。

 

 

以上、色々と書きましたが、私自身、今でも日々生活を回すのに精一杯です!自分の転職が上手くいくかもわかりません。

 

『子どもはすぐに大きくなるから、キャリアを考えた方がいいよ』というアドバイスや、『子どもと一緒にいられるのは今だけだし、親の変わりはいないから、子育てを優先した方がいいよ』というお話、どちらも聞きますし、どちらも一理あると思います。専業主婦もフルタイム勤務もやってみましたが、どちらもいいことも悪いこともあります。どちらも大変だけど、何とかなりました。仕事と子育てのバランスで迷うこともありますが、今しか経験できない悩みだと捉えて、向き合っていきたいと思います。

 

コロナで求人が減っているそうで心配ではありますが、最近は再就職や転職する方が増え、フリーランスや起業、在宅勤務など、働き方の選択肢も増えましたよね。

ママもパパも、納得する仕事につけて、仕事と子育て、どちらも楽しめますように!