仕事+子育て+2026中学受験

フルタイム勤務と子育て、中学受験のサポートに奮闘する母のバタバタ日記です。中受ボリュームゾーンの日常をお届けします。

塾の成績が下がった時に親がすること

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久しぶりの記事になってしまいました。

私自身の勉強時間確保のため、スケジュールを詰めて自分の首を絞めております。

 

さて、長女は塾の成績のアップダウンが激しいです。

偏差値でいうと15くらいの幅で乱高下します。

んー、刺激的!

 

そんな中、今のところ成績も気持ちもどん底になった期間が2回ありました。

 

1回目は4年生の1学期です。

コロナで学校も塾も休みという、かなりイレギュラーな期間でした。

終日子育てをしながらの在宅勤務で、塾の勉強をみるどころではなく、ちょっと特殊な状況でしたが、全く勉強についていけませんでした。

その後、半年かけて成績が回復しました。

 

2回目は5年生の1学期です。

おそらく、5年生になって勉強が難しくなる中、娘に自立してほしくて色々と任せすぎました。

それなりに勉強しているのに、あまり内容を理解できておらず、成績が下がるという辛い期間でした。

少し親の介入を増やし、少しずつ成績が上がってきました。

←今ここ。

 

この経験を振り返り、子どもの成績が下がった時に親がどうしたらいいのか考えてみます。

受験勉強が順調ではなく悩んできたからこそ、どなたかのヒントになることがあれば嬉しいです。

 

【親の心構え】

親が冷静でいる(ように見せかける)

サピックスの先生も、プロ家庭教師の方々も、『二月の勝者』の黒木先生も、みんな口を揃えて言います。

「親が不安になっているところを子どもに見せてはいけない。俳優になって子どもを明るく励ましてください」と。

この意見には賛成ですが、我が子のこととなると簡単ではないんですよね。

 

成績が落ちて親が不安になるのはしょうがないと思います。

だって人間だもの。大切な我が子のことなんだもの。

 

その不安な気持ちには蓋をせず、子どもの前以外のどこかで吐き出すことが効果的だと思います。家族や友人に話すのでもいいですし、日記やメモでもいいです。溜めずにアウトプットした方が気持ちや考えを整理できます。

 

私はブログに書くことで考えを整理したり、夫に相談したりします。

はてなブログでは公開せずに、自分だけの日記を書くことも可能です。はてなの回し者ではないですが(笑)、そういった使い方もあります。

 

また、親が自分の機嫌をとる方法が色々とあるといいですね。

親自身にも好きで打ち込めるものや、ストレス発散の方法がいくつかあると気持ちが安定します。

 

中学受験で得られるものを広く捉える

冷静に考えると、中学受験は命に関わるものでも、生きていく上で必須のものでもないです。

大多数の子が中学受験自体に参戦していないですし、学歴や、ペーパーテストでいい成績を取ることが人生の全てではありません。

 

そして合否の結果はどうであれ、取り組み方によっていい経験にも悪い経験にもなります。

 

受験勉強を通して、意欲や粘り強さ、計画性、コミュニケーション能力など、成績に表れない力を養えたら、それも大成功な受験だと思います。

そう考えると成績以外でも、子どもができるようになったことがたくさんあるはず。

 

子どもの不安な気持ちを取り除く

成績が下がって子どもがショックを受けている時は、気持ちに寄り添って不安を取り除いてあげることが一番大事だと思います。

 

長女は2回目のどん底で、

「テストでいい点取れなくてごめんね…がんばってもクラスが落ちて辛い」

と言って泣いてしまいました。

私も動揺しましたが、

「点は気にしないで。がんばってるのを見てきたし、勉強すべきところをテストが教えてくれたから、復習すれば大丈夫!これから家庭学習の方法をどうするか、一緒に考えよう」

と何とか励まし、長女を抱きしました。

これだけでも、娘の表情が落ち着き、次の日にはいつも通り学習をすることができました。

 

ちなみに、中間反抗期真っ只中の長女は、普段はハグなんてしようものなら「うぇっ、きもっ!」と拒否します(笑)

でも辛い時はだれかに寄り添ってもらいたいですよね。

人って認められるだけで力が回復します。

親自身が動揺してしまっても、その点は忘れないようにしたいと思います。

 

子ども自身の力で立ち直るのを応援する

私は子どもには自分で立ち上がれる力があると信じています。

なのに私も含め、大人がやってしまいがちなのが、子どもの立ち上がる力をじゃましてしまうことなのではないかと思います。

子どもが不安なところにさらにプレッシャーをかけてしまったり、先回りして対策をしてしまったり

私もダメだと分かっていても、「勉強が足りなかったんじゃないの?」と責めてしまったり、「成績を上げたいならこうして」と先回りしてしまったり、本当に気をつけたいと思います…。

 

不安な気持ちを受け止めてもらえた子は、自分で立ち上がろうとします。

「大丈夫、あなたならできるよ。応援してるよ。自分でどうしてもできなかったら力になるよ」と伝えることが大切なんだと思います。

 

そして、些細なことでいいので子どもが以前と比べてできるようになったこと、子どもが自分で工夫したことを褒めてあげたいですね。

この時に、偏差値や他者との比較ではなく、子ども自身の変化や努力に目を向けるのがポイントです。

 

対策を子どもと一緒に考える

主役はまだ小学生、そして中学受験という特殊な世界。

子ども本人には解決法が分からないことも多々あると思います。

そこで先生や親が提示した解決策に従わせようと考えがちですが、子ども本人が納得できるように導くのが長い目で見て得策だと思います。

子どもが何に困っていて、どうしたいのかを確認した上で、一緒に対策を考えるスタンスでいたいです。

 

【具体的な対策】

我が家でやってみて良かったことを共有します。

 

塾に相談する

塾の先生はプロとして適切なアドバイスをくださることが多いです。

たくさんの子どもたちを見ていて、我が子の特性もよく把握しています。

また、親も相談することで情報を整理できます。

一方で、先生からのアドバイスは一般的なもので終わってしまうこともあります。

家庭の状況を把握されているわけではないので、それぞれの家庭にぴったりの対策や細かい取り組み方は、やはり家庭で判断していく必要があります。

子どもには、困ったら塾や親に相談し、意見を聞き、自分の場合はどうするのがいいのか考えてほしい、と伝えています。

 

基礎をやり直す

中学受験の先輩方も基礎が大事だと言っていますし、塾に相談した際にも、焦らずに基礎をしっかりやるように言われました。

我が家の経験からしても、特に成績が下がっている時には基礎が大事だと実感しています。

進行中のテキストは基礎にしぼって理解できるまで取り組む。

過去のテストやテキストからは、理解があやふやな単元や、できていたのに忘れてしまった基礎問題を洗い出し、地道に取り組む。

成績を上げたくて、配点の高い難しい問題に手を出したくなりますが、難しい問題は思い切って捨てて、基礎を徹底した方が、短い学習時間で得点を伸ばすことができました。

 

親塾、個別指導、家庭教師で苦手単元のサポート

自立を応援する気持ちが大切だとはいっても、ただ放っておいて事態がよくなるわけではありません。

我が家では本人がつまずいてしまったところは親が洗い出し、教えています。

ご家庭によっては個別指導、家庭教師といった方法もありますね。

ただ、特に4・5年生の場合、子どもが受け身になってしまわないような配慮が必要だと思います。

 

淡々と勉強する

成績が下がるとショックで、本人にやる気がなくなってしまうこともあるかと思います。

そんな時にもコツコツ続けられる子は強いと思うので、簡単な課題から取り組めるようにサポートします。

 

親が励まし続ける

成績が下がると親もショックでやる気がなくなることがありますが、諦めずに励まします。

スランプの時には、ハチマキして追い込むよりも、「少しずつ前進すれば大丈夫!」という態度でいる方が子どもの負担にならないかと思います。

 

体を動かす、外出する

娘は体を動かすのが大好きでストレス発散になるので、マイナスな気分になった時こそ体を動かすように促しました。

気分転換ができ、勉強に集中しやすくなったようです。

お友達と遊んだり、家族で外出をしたりした後も、リフレッシュできて勉強が進みました。

 

【振り返りをする】

しばらく様子をみて、振り返りをします。

少しでも成績が伸びたり、小さなことでもできることが増えたりしたら、褒めるチャンス!

何が良かったのかを分析して、子どもをねぎらいます。

もしもうまく行かなかったら、また相談しながら取り組み方を調整します。

日記などに振り返りをまとめておくと参考になります。

自立している子であれば、自分でまとめるのもいいですね。

 

ピンチはチャンス

我が家ではまだ受験が終わっていないので今後どうなるかは分かりません。

ひとまず、どん底から這い戻り、精神的に落ち着いたので、2回のピンチを乗り越えられたと捉えています。

なかなか理想通りにはいかないので悪戦苦闘しながらですが、落ち着いて子どもの応援ができるように心がけたいと思っています。

 

6年生の入試直前期に、頑張っているのに成績に表れないという、スランプにおちいる子が多いと聞きます。

きっとその時も、同じような対応が求められると思います。

直前期というさらにプレッシャーのかかる時期にスランプが来たとしても、助演女優賞ものの演技ができるよう、親の底力を磨いておきたいものです。

(受験直前で学力が足りていない場合は、自立とか忘れてサポートしまくるのもありだと思います。

魔改造して深海魚に…という論争もありますが、直前期はいたしかたないのでは?)

 

子どもにとっては、何か困難なことがあった時に自分主導で解決できると、それが成功体験になると思います。

あとは困った時に家族が寄り添ってくれたら、いい思い出にもなるはず。

受験の結果も大事ですが、こういう経験が人生では活きてくるのではないでしょうか。

 

ピンチはチャンスと捉えて、前進あるのみ!

後から『いい受験だった』と言えるようにがんばります。

 

受験勉強が順調なご家庭は何よりです!突き進んでください!

順調じゃないご家庭にはエアーハグを送っておきますね(笑)

一緒に頑張りましょう^^